2022/06/20

2022年度 人工知能学会全国大会 (第36回)参加報告

2022年6月14日から17日に開催されていた、第36回人工知能学会全国大会(JSAI2022)にAITCメンバーが参加した模様を報告します

2022年度 人工知能学会全国大会 (第36回)参加報告_サムネイル

はじめに

こんにちは、AITC 製品開発グループの太田、矢作です。

2022年6月14日(火)〜6月17日(金)に京都で開催された人工知能学会全国大会(JSAI2022)に参加してきましたので、その内容を報告します。

弊社はJSAIのプラチナスポンサーとなっており、スポンサーブースの出展をしてきました。また、インダストリアルセッションでの発表とポスター発表を行いました。

JSAI2022の看板JSAI2022 電通グループメンバー ISID 電通デジタル

(後列の右2人が電通デジタル社のメンバー、その他が弊社メンバーです。)

今年の人工知能学会は、京都府の国立京都国際会館で開催されました。国立京都国際会館は合掌造りをモチーフにしているらしく、とてもインパクトのある造形の会場でした。

人工知能学会全国大会とは

人工知能学会全国大会は、今年で36回目の開催となる人工知能(AI)の研究発表を行う学会で、機械学習から人工知能の応用の話まで幅広く発表があります。

第34回、第35回の人工知能学会全国大会は、コロナの影響によりオンライン開催となっていましたが、今年は現地会場(国立京都国際会館)とオンラインのハイブリット開催となりました。コロナの状況によっては、いつオンライン開催になってもおかしくない状況だったので、無事に現地参加することができてよかったです。

また、第36回の参加者数は3,029人となっており、過去最高だった第33回を抜き、初の3,000人越えを達成したそうです。発表件数も734件と、第33回と同等の件数の発表があったとのことです。

これは、現地参加できるようになったことやハイブリット開催により参加者の選択肢が増えたことの影響が大きいと考えられます。現地参加組としては、ハイブリット開催になったことで、京都に居ながらも朝はホテルからオンライン参加、午後から現地参加のように自由な形態で参加できたのは非常によかったです。初のハイブリット開催ということで、運営の方は非常に苦労されたと思います。本当にお疲れ様でした。

JSAI看板

ブースの様子

企業ブースでは、電通×電通デジタル×電通国際情報サービスの3社合同で出展し、各企業のAI案件実績やAI製品を展示しました。

弊社は、AITCで開発しているAI3製品(TexAIntelligence 、OpTApf、DiCA)について紹介しました。様々な学生さんや企業の方に興味を持っていただくことができ、非常に盛り上がりました。ブースに足を運んでいただいた方は、弊社が出版している本からAITCを知ったという方が多い印象を受けました。

JSAI2022 ISIDブースの様子

(左ISID、電通AI MIRAIの児玉 拓也さん、右ISID矢作 銀平さん)

JSAI2022 ISIDのブースチラシ

こちらがブースで配布していた資料になります。

スポンサーブースの参加が初めてということもあり、好奇心に身を任せて様々な企業のブースにお邪魔していました。出展されている企業は多種多様で、ゴリゴリのデータ分析を生業としている企業はもちろん、新たにAIの取り組みを始めた企業も参加されていました。

様々なAI活用のお話を聞くことができ、非常に楽しかったです。個人的には、学生の時に研究で利用していたセンサデバイスの新製品が出展されており、当時は取得できなかった情報が扱えるようになっていることに感動していました。

発表の様子

弊社は、初日のインダストリアルセッション、4日目のポスター発表を行いました。

初日のインダストリアルセッションでは、『CLISP-ML(Q)をはじめとしたMLシステムの品質確保に関する調査』というタイトルで、弊社の小川 雄太郎さん、後藤 勇輝さんが発表をしました。

こちらの発表は、近年増加傾向にある「機械学習モデルを内包したITシステム」(MLシステム)の品質を保ちながら、アジャイル開発を進めるための手法について調査した内容となっております。

発表資料は、こちらに掲載しています。

CLISP-ML(Q)をはじめとしたMLシステムの品質確保に関する調査

CLISP-ML(Q)をはじめとしたMLシステムの品質確保に関する調査

JSAI  オンラインが開催

(オンラインからは50名ほど参加されていました。)

モデルの不確実性を考慮した外観検査の効率化

4日目は、『モデルの不確実性を考慮した外観検査の効率化』というタイトルで、太田 真人さんがポスター発表をしました。 こちらは、画像を用いた異常検知の結果を人間が目視検査するダブルチェック方式を想定し、人間の目視検査負担を減らす方法を提案しました。

近年、異常検知技術を用いて外観検査の完全自動化を目指すことも多いと思いますが、まずは人とAIの協力が大事だと考えております。いつ異常検知の結果を信頼し、いつ人間が目視検査する必要があるのかを考えました。

発表中には、企業の異常検知に携わる方や学生の方と深く議論ができました。 これから、ビジネス適用をしていきます。

モデルの不確実性を考慮した外観検査の効率化

セッション聴講

インダストリアルセッションや様々なドメイン情報を手に入れられるようなセッションに参加しました。インダストリアルセッションでは、各社の研究開発や取り組みが紹介されました(28件)。

JSAI2022で発表されたタイトルのうち、有名な単語で頻度をまとめました。”システム”や”予測”といった実用的な単語が多い印象を持ちました。

これは、オープニングでも人工知能学会会長の野田先生も話されていたように、AIの実用化が進み、「できること」と「できないこと」がはっきりしてきたことが背景にあるかもしれません。

「できること」については実用的なシステムに関する発表が増えたのかもしれません。

JSAI発表タイトル

また、個人的には以下3つの発表が、ドメイン知識や業界の動向を知るという意味で、質疑含めて面白かったです。

おわりに

この記事では、JSAIの参加レポートについて報告しました。

私たちにとってISIDに入社して初めての学会でしたが、現地で様々な発表を見ることができ良い刺激になりました。また、多くの学生さんや企業の方と直接お話しする機会が得られたことも非常によかったです。

今後もAITCでは、日々の研究の成果を学会で発表していきたいと思います。

現在、AITCでは意欲あるメンバーを募集しています。 下記URLから応募できますので、興味のある方はこちらからお願いします。

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執筆
AITC AI製品開発グループ
矢作 銀平 太田 真人

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