自然言語処理AI

曖昧な指示文からデータベースを操作できるか?生成AIによるText-to-SQLの変換精度を検証

こんにちは、AITC AIソリューショングループの阿田木です。 この記事では、自然言語によるデータベースの操作を可能にするText-to-SQL技術を検証します。 通常データベースを操作するには、SQLに代表されるデータベース操作言語が使用されますが、Text-to-SQ…

ChatGPTとデータベースを連携させるText to SQLの魅力と実用性とは?

こんにちは、AIソリューショングループの太田です。 この記事では、生成AIのソリューション開発エンジニアの方やAI関連のDX担当者の方に向けてChatGPTとデータベースの連携を可能にするText to SQL技術ついてご紹介します。 昨年からChatGPTに代表される生成…

ChatGPTの新たな応用先が登場!LLMマルチエージェントは何ができるのか

こんにちは、AI製品開発グループの太田です。 この記事では巨大言語モデルに基づくマルチエージェント技術についてご紹介します。 近年、人工知能(AI)の進化は目覚ましいものであり、その中でも巨大言語モデル(Large Language Models、LLM)は注目を浴び…

シーズベースの生成AIソリューション開発のためのKaggle活用

はじめに こんにちは、AITC 製品開発グループ Kaggle Masterの阿田木です。 今から一年前に登場したChatGPTにより、生成AIの分野にかつてないほどに注目が集まっているように感じます。 AITCでは、生成AIを、お客様が安心・安全に業務活用できるソリューショ…

ChatGPTで社内文章を活用するには学習は必要?RAGについてわかりやすく解説!

こんにちは。AITCのデータサイエンティストとして、お客様のChatGPT導入プロジェクトを支援させていただいてる徳原光です。 約一年前に発表されて以来、ChatGPTは常に注目を集め続けています。コストやセキュリティの問題を克服し、ビジネスの現場でのChatGP…

Kaggleで楽しむ!「生成AI×AIセキュリティ」の世界

はじめに AITCコンサルティンググループの久木宮(くきみや)です。 普段は製造業のお客様を中心に、データ分析支援やAI導入に向けたコンサルティングを担当しています。 趣味でKaggleに参加していて、現在Kaggle Competiton Expertになります。 2023年10月9日…

日米のAzure OpenAI Serviceの返答速度の比較

Azure OpenAI Service(AOAI)東日本リージョンができて約2ヶ月 7月のアップデートでAOAIが東日本リージョンにやってきました。 「ありがたや~」なのですが、提供開始当初は不安定だったり、バグがあったりとイロイロと気になる点があり、お客様から「東日…

Retrieval-Augmented Generationシステムの改善方法の紹介

こんにちは、AI製品開発グループのファイサルです。 この記事では、Know Narrator Searchで使用されている文章参照手法、Retrieval-Augmented Generation(RAG)の精度向上方法について紹介します。 はじめに ChatGPTを始めとした大規模言語モデル(LLM)の…

2023年夏 AI製品開発インターン参加報告

はじめに こんにちは、中村友亮(なかむら ゆうすけ)と申します。私は早稲田大学基幹理工学部情報通信学科4年生で河原研究室に所属しており、普段は自然言語処理についての研究を行っています。 現在はLLM(大規模言語モデル)のHallucination(AIモデルが…

ChatGPTのチャット履歴から自社サービス強化のための知見を得る

こんにちは、AI製品開発グループの太田です。 ChatGPTがOpenAI社から発表されて半年以上が経過しましたが、ChatGPTを様々な業務に適用しようとする試みが増えてきました。 ChatGPTと自社のデータを連携し、販売している製品や提供しているサービスのFAQシス…

ChatGPTと自社データ活用 - Azure OpenAI Service On Your Dataの課題(前編)

はじめに こんにちは、AITC 製品開発グループの矢作です。 Microsoft Build 2023で、Azure OpenAI Service On Your DataのPublic Preview が発表されましたね。 本機能は、OpenAIのモデルを自身(自社)のデータにノーコードで活用できる革新的な機能となっ…

社内データを利用したChatGPTの回答精度検証と改善方法

こんにちは、AITCの小川です。普段は、様々な企業様から預かったデータの統計的な分析や、AIモデル構築をする業務に携わっています。 今回は社内データを利用したChatGPTがどれくらいの精度で質問に回答できるのか検証します。 想定読者 社内データを利用し…

Azure OpenAI ServiceとAzure App Serviceを利用したアプリケーションのアーキテクチャ設計のポイント

こんにちは。ISID AIトランスフォーメーションセンターの山田です。 本記事では、Azure OpenAI ServiceとAzure AppServiceを利用したアプリケーション開発に当たってのアーキテクチャ設計のポイントを、通信経路の選択やスケーラビリティ、監視の観点から紹…

生成系AI利用における著作権法の解釈について

はじめに この記事をご覧の皆様は、ビジネスにおいてもChatGPTをどんどん使われていることでしょう。 最新で高性能なLLMベースのこのAIシステムを使わない手はないですよね。 一方で、このプロンプト(ChatGPTに入力する文章)を入れても大丈夫かな?とか、…

IoT×ChatGPT!?

IoTビジネス共創ラボ 第23回勉強会にて発表した内容をご紹介 AITCセンター長の深谷です。 6/23のIoTビジネス共創ラボ 第23回勉強会でお話しした内容の一部を、本コラムでご紹介したいと思います。 iotbizlabo.connpass.com IoT×ChatGPT? IoT(Internet of T…

Azure OpenAIサービスによる社内QAシステムの構築方法を紹介

はじめに ISID AITCに所属しております、ファイサルです。本記事では、Azure OpenAIサービスを活用して、社内の質問応答(QA)システムを構築してみました。この記事では、構築手順や結果について簡潔にご紹介いたします。 背景と目的 最近話題になったChatG…

[JSAI2023] XAIの判断根拠から文章分類モデルの精度改善ってどうするの?

こんにちは! AI製品開発チームの太田です。 2023年6月6日から開催されている人工知能学会全国大会2023にて、8日に私が発表した内容について紹介します。 説明可能なAIの判断根拠を、意思決定の支援に活用している方も多いと思います。 今回、判断根拠の不確…

社内データを使ったChatGPT利用のための準備:SharePointのファイルをベクトルデータベースに保存する方法

はじめに ISID AITC所属の後藤です。 本記事では、タイトルの通りSharePoint上のデータをChatGPT(Azure OpenAI Service)で利用できるようにベクトルとしてストレージに保存するシステムを紹介します。 背景 昨今ChatGPTの活用がビジネスの現場で注目されて…

Azure OpenAI Serviceを使用して文章を分類する ~GPTを用いた少数例つき&クラス説明付き分類編~

はじめに ISID AITCに所属しております、阿田木です。 本記事では、下記の記事で紹介されている、4.少数例つき分類(Few-Shot Learning)と5.クラス説明付き分類(k-shot Learning with Class Explanation)をピックアップして解説を行います。 isid-ai.jp …

ChatGPTの安心・安全な社内利用環境を作り、社員が利用し始めてからは? 後編

ChatGPT展開の崖を乗り越えるための方法 はじめに 前回のコラム isid-ai.jp では、社内ChatGPT活用DXステップにおいて、Phase2→Phase3/4の部分でなかなか次に進めない、“ChatGPT展開の崖“が存在することを説明しました。 社内ChatGPT活用DXステップ 本コラム…

Azure Open AI Serviceを使用して文章を分類する ~GPTを用いたゼロショット分類編~

はじめに ISID金融ソリューション事業部から兼務でAITCに所属しております、若本です。 本記事では、下記の記事の中から、3.ゼロショット分類(Zero-Shot Learning)についてピックアップして解説を行います。 isid-ai.jp 具体的なタスクとしては、Azure Ope…

ChatGPTの安心・安全な社内利用環境を作り、社員が利用し始めてからは? (2023年4月)前編

社内ChatGPT活用DXステップと推進課題 はじめに 2023/04/3に以下のようなコラムを公開しました isid-ai.jp 昨今、毎日のように、ChatGPTに関連したニュースが出ていますね。私が上記コラムで記載したように、様々な企業/自治体が、Azure OpenAIサービスを利…

BERTの学習 対 GPTの生成 文章分類で精度が高いのはどちらか

TexAIntelligenceに搭載されている事前学習済みモデルISID-BERTをファインチューニングした場合と、学習を行わずにGPT系の生成を行った場合、分類タスクにおいてどちら方が精度が出るのかを自社データで検証します。 はじめに TexAIntelligence ベースライン…

NLP2023(言語処理学会年次大会)参加レポート

はじめに AITC製品開発グループの岩本です。 AITCはNLP2023に論文を投稿し、一般セッションで発表を行いました。ISIDは言語処理学会のプラチナスポンサーとして、会場でスポンサーブースの出展も行いました。 今回の学会には、AITCから10名が参加しました。 …

AIと共に仕事をする時代に~ChatGPTの安心・安全な社内利用環境を作り、業務の生産性向上とAIに強い人材育成を加速~

Open AIのChatGPTとMicrosoftのThe Future of Work with AIと ※本コラムを読んでいただくほとんどの方は、すでにChatGPTや、LLM(Large Language Models:大規模言語モデル)がどのようなものであるかはご存知であるという前提で、その部分の説明は省略した…

Conformal Prediction はどんな予測手法?

こんにちは! AI製品開発グループの太田です。 このブログは技術紹介になります。 いきなり本題ですが、需要予測や医療画像の分類は、予測の精度がコストや人命に大きく関わります。 こういったタスクは分類による業務の完全の自動化ではなく、人とAIの協調…

DLLAB「エンタープライズAIとモダンアプリケーション開発の実践-ISID✕Microsoft-」での登壇資料公開

先日、10/19(水)と11/26(水)に、ISID AIトランスフォーメーションと日本マイクロソフトで共同企画したイベント #1 と #2にAITCメンバーが登壇いたしました。 みなさま冬も近づいて参りましたが、いかがお過ごしでしょうか。 AITC AI製品開発グループの御…

検索システムにAIを搭載する際の考え方 ― 基礎から展望まで

AITC 製品開発グループのファイサル・ハディプトラが、「検索システムにAIを搭載する際の検討事項・活用AI技術 ―基礎から展望まで―」というタイトルでDEEP LEARNING LABにて対外講演を行いました。 AITC 製品開発グループ ファイサル・ハディプトラです。 機…

深層学習を用いた予測の不確実性の調査 -自然言語処理編-

AI製品開発グループが8月に実施した夏合宿に使用した資料を公開します。言語モデルに不確実性を与えたT5-PlexやNLPにおける不確実性の活用事例を多く紹介します。 こんにちは、AITC AI製品開発グループの太田です。 AI製品開発グループでは、今年初めて夏合…

お客様の声を内容によって自動分類!TexAIntelligenceで文書データ活用を効率化

アンケート結果、問い合わせ、クレームなど様々なソースから収集される文書データを、TexAIntelligenceの分類機能を使用して自動的に関連カテゴリーに分類 顧客から集められた大量データの文書の分析には時間もコストもかかりがち 「お客様の声は宝物」、「…